コスト意識です。
ETFは手軽に分散投資ができる一方で運用経費がかかってきますので、多少手間でもコスト削減に努めるのがおすすめです。
米国株をやるならS&P500連動の商品を買うのが王道であり、むしろこれ1本でもいける世界です。
だからこそ、いかにコスト削減するかがポイントだと私は思っています。
王道の日本上場のETF「1557 SPDR S&P500」があります。出来高はそこまで高くありませんが個人投資家には人気です。
この商品は0.09%の経費率で、他の日本の投資信託商品と比べればかなり低い水準ですが、私はIVVやVOO(経費率0.04%)を買う方が良いと思っています。
経費は手間賃みたいなもの
ドルを買って、ドルでETFを買う、分配金を再投資する。全て自分でやらなければならないので手間はかかります。でもその手間は将来の利回りを最大にするための時間であることは間違いないですね。
WealthNaviも投資の入り口としては良いですが、手数料が1%、3000万円以上の運用で0.5%かかります。
仮に1000万円投資しているとしたらコストは
WealthNavi:10万円
1557:9000円
IVV、VOO:4000円
となり、投資資産が大きくなるにつれて経費が利益を圧迫してくるのがわかります。
投資は年に数パーセントの利益を狙っていくので経費率は低いに越したことはありません。
そもそも、WealthNaviはポートフェリオをETFで構成していて、頻繁に売買が行われているわけではないのでベンチマーク的に付き合うのが良いのかと思います。
メイン資産は自分で運用しましょう。
手間賃と言ってしまえばその通りです。自分で買うより自動で買い付けてもらえる方がはるかに楽です。
ただ、投資に関しては手間暇かけてじっくり育てると自分に返ってくるものも大きくなります。家庭菜園みたいなものです。
買い付けコストの他には為替コストも意識すべきでしょうか。私は米国株の買い付けに「円貨決済」はまず選ばないです。
極力レートが低い方法で買い付けます。
為替がどう動くかは分からないので、値ごろ感で一気にドル転するようなことはしませんが、その時々の為替コストは低いに越したことはありません。
コスト削減にはSBIFXαや外貨預金を使うと良いです。
SBI証券で米国株の自動買い付けサービスが始まりました。
NISA枠を使うにはかなり便利ですが、NISA口座でない場合は少額での定期購入は手数料負けします。
しかも積み立てNISAは米国ETFは買えないので、自動買い付けの恩恵を受けられるのは旧NISAを使っている人だけになります。
NISAはどちらが良いかと聞かれれば、より長期で運用できる積み立てNISAになるので、SBI証券の今回の新機能はちょっと使い辛いです。
手数料負けしないためには毎月50万円くらい買い付けするのが良いですね。今まで投資をやってこなくて、手元に現金ありすぎて困っている人がいればぜひ教えてあげたい機能です。
今後、米国株の買い付け手数料の値下げが始まるのであれば嬉しいのですが。