高配当株の罠。配当に目が眩んで資産を減らす残念な投資。

好景気で株式投資が話題になりつつありますが、これだけ株価が上昇し続けていても注目を浴びているのは株価の上昇がない高配当株ですね。

ザイの2019年のNISA買い付けランキングによると

1位 オリックス
2位 JT
3位 キャノン
4位 日産
5位 三菱商事

参考:https://diamond.jp/category/nisa-ranking

という感じになっていました。

NISA買い付けランキングでも上位にラインナップされるのは高配当株です。

だとしても本当に高配当株への投資で効率よく資産形成できるものなのでしょうか。

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配当利回りだけで購入するのは危険

例えば上記ランキング2位に位置する日本たばこ産業(JT)の株ですが、現在配当利回りは6%超え、7%に届こうとしています。

業績も悪くなく、JTが倒産するということは無いと考えて良いでしょう。

ではJT株は買いか?と言われれば考えものです。

チャートを見てみるとわかりますが、2016年時点で株価は5000円弱、4000円以上ありましたが、そもままズルズルと値下がりし、今や株価は2300円代となっています。

この3年で半値まで下げたことになりますね。

仮に4000円で1000株購入していたとすると資産は400万円から230万円まで目減りしたことになります。

3年で170万円の含み損の発生になりますね。

ちなみに配当金は以下の通り、

2016年の配当が130円

2017年の配当が140円

2018年の配当が150円

2019年の配当が154円(予想)

なので4年の配当金が税引き前で574,000円となります。

配当を含めても100万円以上の損失となります。

いくら配当利回りが高くてもこうも値下がりが続くと含み損の拡大によって配当ではカバーしきれなくなりますね。

配当利回りというのは株価が下がれば上がるものです。

上記のランキングにある日産自動車やキャノンも同様です。

配当が高くて一見魅力的ですが、買うと資産を減らす銘柄になることは一目瞭然です。

オリックスと三菱商事はそこそこ安定してそうでしたが、最近の株価の大幅な下落で一緒に下がってしまいました。

配当で選ぶのは意外と難しいものです。

ちなみに以前のNISAランキングでは神戸製鋼がランクインしていたこともありました。

当時、神戸製鋼の不正が発覚して株価が乱高下していた時のことです。

結局のところ、日本人の投資方針は配当か、ギャンブルか、になっていることがよくわかります。

花王のように何十年にも渡って増配を続け、株価も堅調な右肩上がりの銘柄もあるのですが、そういった株に人気がいかないのが残念ですね。

日本企業の場合、何十年も成長を続ける企業は少なく、成長サイクルが短いので一つの銘柄で長期投資は難しいです。

バフェットのいう超優良企業に長期投資するという方法は米国企業の話であって日本でその方法で資産形成するのは不可能です。

高配当株に投資したいのであれば米国企業がおすすめです。

もちろん米国企業ならどの銘柄でも大丈夫かと言われればそうではありませんが、今はETFという便利な商品があります。

バンガードのVYMなら価格の上昇も狙いつつ配当も受け取れる簡単な投資が可能になります。

投資の難易度で言えば

日本株 >> 米国株 > 米国ETF

という感じでしょうか。

とにかく日本株は初心者向けではありませんね。

今は米国株に投資できる投資信託もありますので、外国株への投資はとても簡単になりました。

リーマンショックと為替リスクで外国株への投資を躊躇しているのかもしれませんが、リーマンショックでダメだったのはNYダウ以上に日本株でした。

先入観に囚われた投資は損するだけなのでちゃんと調べた上で自分で判断するのが良いと思います。

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