金曜ロードショーで「耳をすませば」をやっていたので久しぶりにみました。
映画自体はもう20年?も前の映画なのに今見ても面白いですね。
この映画は「天沢誠司くん」というイケメンストーカーとヒロイン雫との青春物語です。
ちなみに雫のことをずっと好きだったモブ杉村くんは意を決して告白するも撃沈しています。
付き合いが長いはずなのに、後からポッと出てきたイケメンにもって行かれます。
恋はタイミングが大切ですね。
誠司くんのアプローチの仕方はほぼストーカーですがイケメンであるが故、許されています。
ストーカーと純愛は紙一重です。
積極的なアプローチは必要ですが、相手が迷惑だと感じたら撤退しましょう。
この映画はストーカーを推奨するものではありません。
子供の頃見たときは、雫可愛い!くらいにしか思いませんでしたが、今見るとまた違う見方ができました。
誠司くんが夢に向かってどんどん前に進むのをみて雫は焦ります。
そこで自分も何かやらなくては!と思って始めたのが物語を書くということでした。
結果的には自分で満足するものは書けず、自分の勉強不足を痛感したのでした。
雫は物語を書いている間はろくに睡眠も食事も取らず、書くことに没頭しています。
で、本気でやった結果、自分の実力不足を痛感します。
本気でやって、実力不足で吹っ飛ばされるって経験て大事で、これを経験しないまま大人になる人って多いと思います。
私自身も大学受験くらいでしか本気でやった上での失敗って経験がないので雫は貴重な経験をしたのではないでしょうか。
自分の子供にも本気でやってなおかつ失敗する経験を子供のうちにしてほしいですね。
大人になっても同じです。
実力がついてから、勉強してから実行していたのでは遅いですし、それでは実行しないまま終わってしまうことが多いです。
いざやって見て、わからないところを自分で調べながらやることの方がはるかに効率が良いですね。
よく英語を勉強して海外旅行に行きたいという人はいますが、そういう人は結局英語の勉強もしませんし、海外旅行にも行きません。
とりあえず行ってみればどの程度の英語力が求められるのかがわかりますし、最低限パスポートさえなくさなければ現地で死ぬことはありません。
私もいろいろなことに手を出しますが、熟練者から「こんなことも知らないの?」的なことを言われます。
正直見切り発車です。
株を始めた時もそうでした。なんとなく知ってる企業の株を買ってその後大損したりしてましたね。
なんの知識もなく決算書も読めないのに買っていました。
初めて買った会社は普通に赤字企業でしたね。
とはいっても今はETFで運用しているので未だに企業の決算書は読んでませんが。
FXもそうです。普通にレバレッジ15倍以上で週末持ち越ししたりしてました。今なら考えられないですが。
先人の失敗を学ぶことも大切ですが、自ら行動して失敗して吹っ飛ばされて学習していく方が効率は良いです。
ダメなのは自分は行動せずにうんちく垂れる人でしょう。
人の失敗に対して専門家のように批評します。詳しいだけではダメですね。
行動が伴わなければいくら知識を集めても仕方がないです。
「耳をすませば」で行動することの大切さを認識したって話でした。