ドル転の手間とか分配金にかかる税金とか考えたら投資信託の方がよくないですか?
というのは当然の疑問ですよね。
答えは
「楽天VTI(楽天 全米株式・インデックス・ファンド)が出る前からVTI買っていたから」というのが正直な理由です。
楽天VTIに今から乗り換えるのがなんか嫌っていう気持ちが先行しています。合理的な理由はありません。
S&P500ETFであるSPYが手数料でIVVやVOOに劣るのにも関わらず資産総額が一番多い理由は歴史の長さにあります。
参考
SPY ステートストリート 資産総額 269.596(十億USD) 経費率0.09
IVV ブラックロック 資産総額 164.002(十億USD) 経費率0.04
VOO バンガード 資産総額 99.814(十億USD) 経費率0.04
bloombergより
S&P500連動なのでどれもリターンは同じようなものです。
多くの人がSPYの買い付けを継続してきたので、後からより低経費率の商品が出てきてもなかなか乗り換えないんですね。
そんな訳で私もVTIから楽天VTIに乗り換えることをしていません。
これから購入する人は投資信託で十分
楽天VTIはジュニアNISAで積立購入していますが、とても楽です。楽天証券の積立購入のクレジットカード決済が始まればもっと楽になるのでしょう。
ですが、もちろんVTIを購入するメリットもあります。
1.為替の影響を受けていない純粋な値動きがわかる
2.通貨の分散
3.将来的には分配金を生活費にあてるので売却しなくて済む
3が大きな理由です。あと、分配金が出た方がモチベーションにもなります。
楽天バンガードシリーズをはじめとする米国ETFの投資信託版が多く登場したおかげで米国株投資は格段に簡単になりました。
投資信託は割高な信託報酬をとりながら大してリターンもよくないというイメージがありましたが、今はS&P500等をベンチマークとした優良な商品が低い信託報酬で販売されています。
米国ETFのインデックス投資は投資手法としては優良でしたが、資産をドルで持つことへの抵抗感や為替取引の手間から初めて投資をする人には少しハードルが高いものでした。
今は投資信託で十分です。
今度楽天で始まるクレジットカードによる積立購入でさらに手間が無くなります。他の証券会社も真似しそうなサービスですね。
日本円でETFを買いたい人はWealthNaviを使うと良いでしょう。債権とか不動産も混ぜてバランスの良いポートフェリオを組んでくれます。