投資信託のほとんどが買うに値しない商品だということが書かれています。
別に投資の全てを否定しているわけではありません。
今の時代、銀行に預金しても金利は0.001%以下というただのタンス預金にしかなりません。
ネット銀行ですら0.1%にもならず、バブル崩壊前の高度経済成長期の日本からは考えられないほどの低金利の時代になっています。
といっても高金利の時代は、それに伴ってインフレも進んでいたためそこまで金利による恩恵は受けていなかったのだとは思いますが。
ただ銀行の汚いところは手数料で儲けようとしているところでしょうか。
100万円を銀行に預けても増えるお金はATM手数料で全て銀行に回収されてしまいます。
今はコンビニをはじめとして至る所にATMが設置されていますね。ATMで銀行の売り上げはかなり伸びたと言われています。
ATMなんて一度設置してしまえば金を産む機械でしかないわけです。
ようやくATM等の手数料の値下げ競争が激化しているおかげでお金を下ろすのも振り込むのにも手数料は払わなくなりましたが、手数料っていうものは本当に悪徳な商売ですね。
まぁこの辺の話はどうでも良いです。今時ATMで手数料を払う人は投資をするという発想もないでしょう。そもそも現時点でATM手数料を払っている人は投資以前に種銭作りもできないのではないでしょうか。
話を戻します。
本書は投資する人間を批判するものではありません。批判しているのは悪質な金融商品を売りつける銀行です。
金融商品の売買による手数料で証券会社が儲けている。
高額な手数料をとる投資信託商品を売りつけて手数料で儲けている。
これらの点からわかるように銀行員、証券マンが進める金融商品にはろくなものはありません。
銀行は貧乏人からはお金を貸し付けて金利で儲け、お金持ちからは金融商品を売りつけて手数料で儲けます。
投資に興味を持った小金持ちが認識すべき点は
「投資信託のほとんどが買うに値しないゴミ商品だということ」
ということです。
銀行員や証券マンが進める投資商品を買うのはやめましょう。
今は手数料の安い投資信託の商品が増えてきました。NISAやiDeCoといった手数料や税金で得する制度もあります。
楽天バンガードシリーズやe-MAXISシリーズは信託報酬が0.1%代の商品もあります。
それらの商品は経済成長を続けるアメリカに投資しているため、高額な手数料を取らなくてもプラスサムゲームとなっていることにより、儲かる仕組みになっています。
みんなが得する商品が出てきているのは良いことですね。