eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)から米国株式(S&P500)に投資する投資信託が出ていますね。
eMAXIS Slimシリーズは信託報酬が低いのが魅力でしたが、米国集中投資する商品がなかったというのが今まで興味がなかった理由です。
S&P500をベンチマークとする投資信託といえば今までは、大和証券のiFreeS&P500が選択肢として有力でした。
このiFreeも登場したのは2017年ですので、まだ新しい商品です。
信託報酬が低くて、米国株一本で投資できる商品が充実してきたので今は信託報酬の値下げ競争が起きているような状態です。
信託報酬は後からでた商品の方が低いです。
iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド(信託報酬0.40%)
iFree S&P500インデックス(信託報酬0.24%)
eMAXIS Slim 米国株式 S&P500 (信託報酬0.16%)
ちなみにこちらはS&P500ではないですが、
楽天全米株式インデックスファンド (信託報酬0.16%)
というのが信託報酬の最安値だったのでeMAXISと並ぶことになりました。
楽天全米株式はS&P500ではなくバンガードのVTIというS&P500よりも幅広く、小型株も含めて米国株をほとんど網羅したETFの連動商品です。
S&P500は米国の優良企業500社の株価指数で、ETFではブラックロックのIVV、バンガードのVOO、ステートストリートのSPYとあります。
VTIとS&P500ではどちらもパフォーマンスに差はありません。
どっちが良いかと言われれば、あとは手数料が安い方ということになります。
日本円で投資するなら楽天全米株式かeMAXISのどちらかになるのではないでしょうか。
iFreeが最強と思っていたら次は楽天VTI、続いてeMAXISとどんどん魅力的な商品が登場しているのは嬉しいことですね。
私は手数料を考えて米国ETFを直接買っていました。VTIをメインに定期的に買い付けていますが、手間を考えると投資信託を自動で買い続ける方が気楽です。
(通貨の分散という意味でドルで資産を保有するメリットはもちろんありますが。)
資産形成において投資は大切ですが、投資の勉強や取引に時間をかけすぎるのもちょっと違うかなーと思っているので、シンプルかつ手間いらずで投資をやるには投資信託が有力な選択肢になります。
世の中には投資が趣味という方もいますので、そういった人は投資信託どころかETFや個別株で資産をつくっていきます。ただし、個別株をやったからといって投資信託以上のパフォーマンスを生むかといえばそうではありません。